ハンダ付けの基礎知識2

ギターEXP

VOL.13

今回は、VOL.10の続編として、実際のハンダ付けについて順を追って説明します。簡単にかつ美しくハンダ付けを行う方法です。

STEP.1 ハンダの溶かし方
ハンダは、ハンダごてで溶かすと言うより、ハンダごてで接点を熱しておいて、そこにハンダを押し付けて流し込むと言った方が良いかもしれません。例として、ボリュームポットの裏にリード線を付ける図を参考にして下さい。これは、ハンダ付けでの定石です。このことをちゃんとするだけで、ハンダ付けは、見違える程上手くできます。

[1]リード線をポットの裏に押し当てる。
[2]接点をハンダごてで熱する。
[3]そこにハンダを押し当てて流してやる。

STEP.2 予備ハンダを
ハンダで二つのものを付ける前に、必ず、それぞれの接点にハンダを溶かしておきましょう。こうしておけば、実際のハンダ付けが、非常にスムーズに出来ます。なお、この作業は、ハンダ・メッキとも言われています。もちろん、STEP.1の通りに対象物の上でハンダは溶かすようにしましょう。

STEP.3 余分なハンダは取り除く
ハンダ付けを外した場合だけでなく、ハンダを流しすぎた場合などは、ソルダー・サッカーを使って、余分なハンダは取り除きましょう。必要最小限のハンダで、ハンダ付けをおこなうことが、きれいなハンダ付けを行うコツです。

STEP.4 素早く行う
ハンダごては、かなりの高温になります。それを部品に長時間当てておくことは、部品に対して悪影響を及ぼすかもしれません。ただ、ギターの一般的な部品で特に熱に弱いものはないので、リード線のビニールが溶けない程度に素早く行えれば、それで構わないと思います。

STEP.5 誤ってリード線を焼いてしまったら
ハンダごてが、リード線のビニールに触れて、溶けてしまうことはよくあることです。通常のリード線なら、交換すればいいのですが、ピックアップに付いている線の場合はそうもいきません。そのような場合、VOL.10で紹介した熱収縮チューブを使いましょう。これなら、絶縁も出来て不必要な接触も防げます。

ごく簡単なハンダ付けの方法を紹介しました。ギタリストのリペアという観点からすれば、この程度の知識で十分でしょう。しかし、これらの基礎的事項が、ピックアップ交換等の時、必ず役立つと思います。


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