直線的なスケール表現
ギターEXP
VOL.18
直線的なスケール表現は、とても興味深いものです。視覚的には少々覚えにくい捉え方なのですが、異なる側面からスケールを見ることが出来ます。どちらかというと、ピアノ的な表現といえるかもしれません。各ノートは同一弦上に音が配置される場合やあるいは複数弦に渡る場合もあります。EX.1では、Eナチュラルマイナーのダイアグラムを紹介しました。EX.2のEハーモニックマイナーのダイアグラムは、特殊スケールの大きなポジションチェンジを打破するため、弦移動を取り入れたものにしました。
EX.1 Eナチュラルマイナーの直線的スケールダイアグラム。

EX.2 Eハーモニックマイナーの直線的スケールダイアグラム。

続いて、それぞれのダイアグラムを元に、4音を一つのグループとしたパターンをいくつか作ってみました。オルタネイトピッキング、または、ハンマリング・プリング・スライドを使って試してみて下さい。左手は、リニアな動きで。
EX.1-1 Eナチュラルマイナーの上昇パターン。

指は、「人→中→小→小」と「人→中→薬→薬」の両方またはどちらかを使います。スラーを使うときは、4音の最初の音をピッキングしたあと、「H→H→S」のパターンを繰り返します。
EX.1-2 Eナチュラルマイナーの下降パターン。

「小→中→人→人」または「薬→中→人→人」で。スラーは、ピッキングして、「P→P→S」を繰り返します。
EX.2-1Eハーモニックマイナーの上昇パターン。

EX.1-1と同じ要領で、スラーは使わずに弾きます。弦移動では、インサイドピッキング、アウトサイドピッキングとも使うので、難易度は高くなっています。
EX.2-2 Eハーモニックマイナーの下降パターン。

これもEX.1-2と同じ要領で、スラーは使わずに。
この表現手法は、他のスケールにも簡単に応用できるものです。リニアな動きと弦移動を克服できれば、かなりのスピードアップも望めます。いろいろなスケールやキーで試してみましょう。
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