ダンカンのハムバッカー

ギターEXP

VOL.4

自分のギターのピックアップを交換することは、今や、当たり前のことかもしれません。しかしながら、ピックアップについての書籍を探しても、一部のピックアップしか掲載されていないのが殆どです。また、楽器屋さんに出掛けていっても、試奏することは、なかなか出来ないというのが実際のところです。たまたま狙いのピックアップの付いたギターがあればラッキーですが、この場合も自分のギターとの相性までは分かりませんし、候補を幾つかに絞ることすら、戸惑うのではないでしょうか。また、今回紹介するダンカンなどは、名称や型番も登場するたびにいろいろな呼び方があって、分かりにくいものです。そこで私は、Seymour Duncan のサイトから直感的に分かりやすいデータのみを抜粋し、ピックアップ選びの情報の一つとして下のような表を作りました。これは、私がメインギター(2H仕様)につけるピックアップを選ぶ際に、活用した表ですので、現行モデルのハムバッカーについてのデータです。

まず、同じ名称で型番の最後に"n"または"b"が付いているものがありますが、"n"はneck(フロント)用、"b"はbridge(リア)用の意味です。何も付いていないものは基本的に、リアにマウントすることを前提に作られたピックアップです。この表を見れば分かりますが、やはり、リアポジションのピックアップの方が選択の幅が広いと言えます。

次にTB(Trembucker)について説明します。ダンカンのハムバッカーピックアップは、基本的にギブソンのブリッジ幅に合うように作られてきました。ところが、ギブソンに比べ、フェンダーやフロイド・ローズのトレモロユニットを採用したギターでは、弦間が広くなっています。そこで、そのようなギターにマウントするのに都合の良い幅に変更したものが、TBの付く型番のモデルです。SHシリーズとTBシリーズは、若い型番では、全く別の製品になっていますが、フロイド・ローズの普及にしたがってでしょうか、JBモデルより後のモデルでは、単純に幅が違うだけの同じピックアップとして販売されているようです。なお、フロントにマウントするモデルにTrembuckerがラインナップされていないのは、ギターに張った弦間が、リアほど広くならないからのようです。ギターの弦は、ナットからブリッジに行くにしたがって扇状に広がっています。リアでは、大きな差があっても、フロント位置では、それほど問題にならないということのようです。

名称型番出力高域中域低域
Alnico II Pro APH-1n 5 9 5 9
APH-1b
Live Wire
Classic(active)
LW-CH1n 6 10 6 5
LW-CH1b
Live Wire Heavy
Metal(active)
LW-HMET !! 3 10 5
Original Parallel
Axis Trembucker
PA-TB1n 8 3 5 7
PA-TB1b
Distortion Trembucker PA-TB2 9 8 7 5
Blues Saraceno Model PA-TB3 6 6 5 6
'59 Model SH-1n 7 9 5 8
SH-1b
Allan Holdsworth SH-AH1 7 8 7 6
Pearly Gates SH-PG1n 7 9 6 7
SH-PG1b
Jazz Model SH-2n 5 10 5 7
SH-2b
Stag Mag SH-3 6 5 5 3
JB Model SH-4/TB-4 9 9 5 6
Duncan Custom SH-5/TB-5 9 9 7 8
Seth Lover Model SH-55n 7 8 5 7
SH-55b
Duncan Distortion SH-6n 9 10 9 7
SH-6b/TB-6
Invader SH-8n 10 5 7 8
SH-8b
Full Shred SH-10n 7 9 5 4
SH-10b/TB-10
Custom Custom SH-11/TB-11 5 5 8 5
George Lynch
Screamin' Demon
SH-12/TB-12 8 9 6 7

私は、いろいろな情報や、たまたま楽器屋さんにあったJACKSONのギターの音、そして、この表を参考に、リアとフロントのセットがあって、それなりに高出力で、高域から低域まで均一に出るというピックアップ(Duncan Distortion)を選んだのですが、予想通りの結果に満足しています。


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