ロック・ギター・エキスパート
VOL.10
ギターのピックアップ・ボリュームやトーンポット・ジャック等の交換は、リペアに出さなくても、自分で出来る簡単な作業です。これらの作業の準備として、ハンダ付けの基礎を再確認しておきたいと思います。今回は、工具や材料として、準備しておきたいものを挙げました。
TOOL.1 ハンダごて
棒型とピストル型のものがあります。特に機能的な違いは無く、持ちやすそうに思えるもので構いません。ヒーターは20W前後のもので十分です。スイッチ付きで、パワーアップできるものは、大量のハンダを溶かす場合に役立ちます。また、こて先は、好みによりますが、ギターの配線に適したものということであれば、細過ぎない方が使い勝手は良いと思います。

TOOL.2 こて先クリーナー
こて先は常にきれいにしておかないと、上手くハンダ付けができません。写真のようなスチールウールに突き刺してこて先を掃除するものと、スポンジを水に浸して使うものがあります。水を使う方は面倒ですし、こて先の温度を下げるので、作業の能率が下がります。出来れば、スチールウールの方を探しましょう。

TOOL.3 ソルダー・サッカー
きれいなハンダ付けは、音にも良い影響を与えると言われています。よほど腕が良くないと、余分なハンダを流してしまいます。また、ハンダ付けを外すときにも、余分なハンダを除去する必要があります。ソルダー・サッカーは、必ず用意しておきたい工具の一つです。ピストンを押し込んでおき、溶かしたハンダに先端を当て、ボタンを押すとバネの力でハンダを吸い取ってくれます。ソルダー・サッカーは、小さなもので十分です。

TOOL.4 こて台
ハンダごては、かなりの高温になるので、机の上などに直接おくことはできません。そこで、こて台も用意しましょう。私は、こて台とこて先クリーナーが一体になったものを使っています。
TOOL.5 ピンセット
ハンダ付けを行う場所は、当たり前ですが高温になります。ピンセットがあれば、コードを押さえたりするのに重宝します。
TOOL.6 ハンダ
ヤニ入りの1mm程度のもので良いと思います。種類も沢山ありますので、こだわりたい人は、いろいろと試してみる楽しみもあります。
TOOL.7 熱収縮チューブとドライヤー
リード線のハンダ付け後の絶縁等に使います。暖めると縮むチューブです。サイズは、直径2mm〜3mm程度のものがギター配線には良さそうです。使い方は、下の図のとおりです。[1]チューブを適度な長さに切り、コードに通します。[2]コードをハンダ付けします。[3]チューブをドライヤー等で加熱し止めます。

TOOL.8 ワイアー・ストリッパー
リード線のビニールを剥くのに使います。私もニッパーやカッターと併用して使用していますが、非常に作業がはかどります。
ハンダ付けを行うのに必要と思われる道具等をいくつか紹介しました。ギタリストとして、配線メンテ用には、これくらいのものは、揃えておいても良いと思います。
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