真空管の種類と製造元

ロック・ギター・エキスパート

VOL.17

クオリティの高いソリッドステートアンプも数多く存在しますが、やはり、ギターアンプの主流は、チューブ(真空管)アンプです。そして、真空管の違いによりサウンドは大きく変化します。

まずは、ギターアンプに使われる真空管の種類を整理しておきます。

PRE TUBE プリ管
アンプのプリ部に搭載されています。12AX7が最も有名です。耐用年数は、1年6か月ほどと言われています。サウンドに変化が表われてから交換しても大丈夫です。逆に、メサブギの取扱説明書には、頻繁に交換するのは、良くないとありました。音の出る状態で、アンプを軽く叩いて、変な音が出たら交換すれば良いと思います。

POWER TUBE パワー管
パワーアンプ部の真空管で、プリ管よりも2回りほど大きなチューブです。耐用年数は、1年未満。使用頻度によっては、半年程で交換しなければなりません。こちらは、音に変化が表われてからの交換では、問題があり、定期的な交換が必要です。

RECTIFIER TUBE 整流管
現在は、殆どのアンプで採用されておらず、ダイオードが使われているようです。最近では、MESA/BOOGIE RECTIFIERシリーズの100W以上のモデルに搭載されています。

真空管は、その型番により音質が異なります。また同じ型番でもメーカーや製造元によって音は変わってくるようです。型番は、アンプに合ったものを選ぶとして、現在のアンプの音に変化が欲しい場合など、メーカーや製造元が別のものを試してみるのも面白いと思います。下図を参考にして下さい。現在入手出来る真空管の製造国での違いです。

真空管の違い

図の左の方が真空度が高く、高級真空管と言えます。しかしながら、ギターアンプ用チューブという観点から、歪具合を考慮して選ぶことも大切です。現在はロシア製のものがギターアンプ用チューブとして多く流通しているようです。アンプメーカーでは、チェックをおこなった上で規格にあったものだけを販売している所もあるので、購入時の音をそのまま継続したい場合は、価格と相談の上、そのようなものを選ぶと良いでしょう。