ギターサウンドと環境

ロック・ギター・エキスパート

VOL.3

今回は、ギターサウンドについて、広い視点で考えてみたいと思います。まず、ギターサウンドを決定する要因は、大きく3つあると言えます。それは、

[1]プレイヤー
[2]ハード
[3]外的要因

でしょう。[1]はピッキングの方法・強弱など、[2]はギター本体・エフェクター・アンプなど、[3]はライブハウスやホールの広さ、モニターやPA環境、お客さんの入りなどです。そして、これらの要素は複雑に絡み合い、ギターサウンドを形成します。

プレイヤーは、このような複雑な要素を把握した上でギターサウンドを作っていかなければなりません。私がいつも採っている方法は、[2]については、固定したパターンをあらかじめ決めておいて、実際に演奏する段階(リハーサルなど)で[3]に対応したアジャストを行っていこうというものです。[1]については、ある時季に大きく変わることがあったとしても、よっぽど器用でないと、演奏する環境によって自分のピッキングなどを変えることは、フォームを崩す結果になったりする恐れもあるので、基本的には固定したものと考えておいた方が良いでしょう。言い換えれば、[1]を変えずに、[3]に適応するように[2]を調整していくといったところでしょうか。バンド全体のバランスや会場の広さで、ボリュームを調整するのは当然ですが、私は、お客さんが多い場合等には、アンプのトレブルをほんの少し(目盛りで0.5程度)動かすことで、このアジャストを行っています。こういった方法を幾つか考えておくと、場所によってのサウンドのバラツキを最低限に抑えることが出来ると思います。

ライブの時など、PAから出る音までは、なかなか気が回らないのですが、アンプから出る音は、自分の責任として、いろいろな状況に対応できるように、常に準備をしておきたいものです。