弦の太さとピックの厚さ

ギターEXP

VOL.7

ギタリストが選択出来る弦とピックは、多くの種類があるのですが、あるとき私は、いろいろなギタリストの使っている弦の太さとピックの厚さの間に、ある一つの関連性を見出すことが出来ました。それは、

「太い弦には、薄いピック」
「細い弦には、厚いピック」

という組み合わせのプレイヤーが非常に多いということです。それは何故なのでしょうか。

まず、弦とピックの関係について考えてみましょう。ギターという楽器では、ピックで弦をヒットし、振動させて音を出します。そして、この動作のスムースさが演奏のスピードアップや音の抜けの良さに反映されます。つまり、ピックを弦に当ててから離れるまでの動きが大切と言えます。動作は基本的に2種類の方式によって、生み出されます。1つ目は、弦がピックに負ける弾き方です。

ピッキング図1

[1]でピックが弦を捉えます。[2]では、ピックが弦をその運動方向に引き下げます。[3]で、ピックは弦と離れて振動します。この方法は、いわゆる「こすり弾き」と言われる弾き方です。ピックは抜けを良くするために、弦に対して角度をつけて弾きます。もう一つの方式は、ピックが弦に負けています。

ピッキング図2

[1]は、ピッキングの初段階。[2]で、ピックが負けて、曲がります。[3]で1つの動作は終了します。こちらは、「しなり弾き」と言われています。「こすり弾き」と異なり、ピックが負けてくれないといけないので、ピックは弦に平行に近い角度で当てます。

最初に挙げた関連性は、「こすり弾き」と「しなり弾き」のどちらの弾き方を好んでいるのか、という事だったのです。もちろん薄いピックを使わなくても、材質によっては、しなってくれますし、その逆もあります。また、太い弦でも、半音下げや全音下げのチューニングを行うことによって、ピックに負けてくれるようになるでしょう。つまり、

「こすり弾きを好むギタリストは、しなりにくいピックとそれに負ける弦」
「しなり弾きを好むギタリストは、しなりやすいピックとそれに負けない弦」

を選択することが妥当だろうということです。なお、この2つの弾き方は、どちらが良いということもありませんし、両方の中間的なものを取り入れているプレイヤーが殆どだと思います。また、それぞれに長所と短所があります。参考までに、単音の速弾き主体のギタリストは「こすり弾き」、カッティング主体のギタリストは「しなり弾き」といった傾向があるようです。

ピッキングについて、「どうもしっくりこない」と感じることがあったら、この関連性に基づいて、弦やピックを代えてみることも、一つの打開策になるかもしれません。

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