労働組合の状況

労働組合の作り方

by Tobuki

マクドナルド労働組合

日本マクドナルドの約200人の正社員、非正規社員が同社初の労働組合となる「日本マクドナルドユニオン」を立ち上げ、29日、全国の店舗で加入の呼びかけを始めた。約5000人の正社員だけでなく、アルバイトやパート社員など約10万人の非正規社員も対象に組織拡大をめざす。委員長には名古屋市の店舗で店長を務める栗原弘昭氏が就いた。栗原委員長は「売り上げ至上主義と思われる経営によって長時間労働や、それによる仲間たちの退職という現状がある。現場の声を届けないと会社は窮状に気づいてくれない」と語った。

29日には労働条件の改善などを求める要求書を同社に出し、回答を求めた。同社が23日発表して話題を呼んだ正社員の60歳定年制廃止についても「従業員が十分な説明を受けていない」(栗原委員長)といい、今後、労使交渉の議題とする可能性もあるという。組織づくりでは、連合の地方組織に加入呼びかけの協力をしてもらうなど、連合の全面的な支援を受ける。連合の古賀伸明事務局長は「多くのパート社員やアルバイトを抱えて全国展開する外資系企業に労組ができる意義は大きい」と話しており、バックアップに力を入れる構えだ。同社は「関連法に基づき誠実に対応する。要求書の内容を精査したうえで交渉に臨む」としている。(2006年5月)

三池労組が解散

60年安保闘争と連動して、戦後最大の労働争議といわれた「三池争議」を闘った福岡県大牟田市の三池炭鉱労働組合(三池労組、芳川勝組合長)が10日で解散し、46年の発足から59年の歴史を閉じた。最大時で2万5000人を数えた組合員は、組合分裂や相次ぐ解雇などで最後は14人だった。97年に三池炭鉱が閉山して8年。国内から炭鉱労働組合がすべて消えた。

解散式は同市内のホテルで開かれ、労組OBや主婦会など約150人が集まった。芳川組合長は「炭鉱労働者が人として生きるため、劣悪な職場環境の改善や、不当な解雇の撤回を求めて、歯を食いしばって頑張ってきた。私たちは正しい道を歩んできた」と述べ、解散を宣言した。458人の死者を出した63年の三川鉱炭じん爆発事故を始め、坑内火災などで亡くなった1100人余の犠牲者に黙祷(もくとう)をささげ、組合歌「炭掘る仲間」を全員が腕を組んで合唱した。続いて、労組の魂を天に返すという意味の「返魂式」で、組合旗を燃やした。解散式後のレセプションには、槙枝元文・元総評議長や旧日本炭鉱労働組合(炭労)の千葉隆・前委員長らが招かれた。槙枝氏は「若いころ、炭鉱労働者の運動に学べとよく言われた。権力をチェックするという意味では、今でも労働運動全体が三池労組に学ぶことは多い」とあいさつした。千葉氏は「日本の労働運動史の中で三池魂は不滅だ」とたたえた。(2005年4月)

(2008.4.12)

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